頚椎の周りの筋肉や靭帯、軟部組織の損傷でもっとも多くみられます。 全体の8割程度を占めているといわれ、もっとも多いタイプのむち打ちです。首を伸ばすと強くなります。時には、首や肩の動きが制限されることもあります。

むち打ちのなかでも頚椎そのものに歪みがでることがあります。その場合、神経が圧迫されて症状がでます。このタイプのむち打ちは、首の痛みだけでなく、神経の圧迫により腕の痛みやしびれ、時に顔面痛などもあらわれます。首や肩を大きく伸ばした際に強まります。

頚椎だけでなく、頚椎のなかの脊柱管を通る脊髄そのものが傷つくことによって起こる症状です。首や肩だけでなく、下肢のしびれや知覚異常が起こり、場合によっては歩行障害があらわれることもあるので要注意です。
ひどい場合は膀胱直腸障害により、尿や便が出にくくなるケースもあります。

事故直後に痛みがなく、少したってから不具合が出てくることがあります。これを後遺症といいます。後遺症は数か月後または数年後に出てくることもあります。事故直後に痛みがないからといって検査や治療を受けずにいることは大変危険です。
また事故後に治療をせず数年後に後遺症が発生した場合、事故との関連性が明確でなく、また各種保険も終了しているため、治療費が自己負担になることもあります。
交通事故にあった場合は、その時症状がないからといって自己判断で治療を受けないことを選択してはいけません。

交通事故での外傷の治療には自賠責保険が適用されます。自賠責保険適用の交通事故は「通院費」「交通費」ともすべて無料となり、交通事故による怪我の治療を受けることができます。ただし、申請しないことには適用されませんのでご注意ください。
交通事故治療、自賠責保険でご不明な点等がございましたら、お気軽に当院までご相談ください。

警察に連絡したら相手方の情報を確保してください。名前や住所、連絡先だけでなく、車のナンバーや勤務先、自賠責保険の加入先も確認する必要があります。
口頭での確認だけでなく、名刺をもらったり社員証を提示してもらったりできるとなお安心でしょう。

事故の大小にかかわらず、交通事故にあったら必ず検査を受けて診断書をもらってください。最初は症状がなくても、数日経って痛みが出る場合もあります。
この時の診断書があれば、その後の治療に保険が適用されます。必ず病院で診察を受けるようにしてください。

その後、保険会社に当院で治療を受ける旨をお伝えください。また、当院の電話番号、住所をお伝えください。当院に連絡が入り自賠責保険適用治療が受けられます。患者さまに負担は一切かからないので安心して治療に専念することができます。

治療終了、保険会社へ連絡保険会社より示談内容書が届きます。 内容をしっかり確認してください。